まるで恋人のような

6年以上の歳月を縛る呪恋よ！
「存在の不安」や「死の痙攣」ってギャグだと思うんです。
とりあえず訳の分らないものに出逢った時の解説や、カリスマごっこをしたい時に言っておけば良いみたいな。その実、確固たる信頼関係にある愛仲の異性のような存在。愚妻と呼ぼうが身内の謙遜、「お前の事は俺が一番分っているよ」。
だけどそれはやっぱり恋だからアンビバレンツの憎と不安、疑心暗鬼。嫉妬したり疑ったりもあるさ。

「私は体の中に、一匹の姉を飼っているのです。」　土方巽

0時の光玉、6時のカオス、3時の貴婦人と9時の幽霊態、少女態なら4時、対極に老婆態、その中心に、胎児。
筋肉か、内蔵か、神経か、細胞か、遺伝子か、あなたはどこまで自分の体に意識を張り巡らせ、コントロールすることができますか？
本当は思いっきりバカバカしいものの中に境界を介在させる事が成功だ。それが唯一の正解だ。他にはないだろう。

「表現」などというものは存在せず、我々は只、媒介者。恐山の巫女に過ぎない。我々は既に神の創作物なのであるから。
神とのコンタクトを取るために、私は、深い、深い、己自身の暗黒の階段を降りていく。闇の中、見慣れた後ろ姿に出会い、声をかける。

石井　「あのう、台本まだですか？」
ゴッド「ちょっと待ってよ、今、パンを増やしてるんだから！」


問題：”暗黒”とはなにか？